レジストラ(registrar)は Cloudflare 一択
2022年10月の段階でレジストラは cloudflare 一択と考える理由を述べます。あくまで個人的意見です。
主な理由は
- ドメイン維持料金最安値
- DNSSEC が1クリック
- CDN で高速化
- Email Routing でメールサーバーいらず
- 各種解析
- その他
では順に説明していきます。
ドメイン維持費最安値
独自ドメインを持っていますか?レジストラはどこですか?
日本ではお名前.comを使っている方が多いですが(私も使っている)、DNSの設定インタフェースが古臭い、最初に設定しないと whois 公開情報代行が有料、広告メールが多いなど結構欠点があります。でも、更新料金はそこそこ安く、最初の取得の際には1円とかで入手できるなど良い点もあります。
cloudflare 曰く、「ドメインregistrarは、時に、顧客を利用するために、初期登録料を低く抑えて顧客を誘い込み、更新する以外に選択肢がないことが多いことから更新の価格を大幅に引き上げるという手段を取ることがあります。」、お名前を名指ししている様な表現ですねw。
さてドメイン料金は大元がいて、そこがレジストラに卸してレジストラが好きな様に(通常利益を上乗せして)価格を決めていますが、なんと cloudflare は原価でそのまま販売すると宣言しています。要するに、cloudflare はドメイン維持料金最安値が確定している訳です。勿論、上述した、囲い込みの為などで原価割れ販売されることも有るので必ず最安値という訳ではありません。例えば先日、お名前から cloudflare にドメインを移転したんですがお名前で移転処理をしていたら、「今年の更新料金500円引にするよ」ってポップ画面が出てきました。私はそれを振り切って cloudflare 移転作業を続行したんですが移転をやめて留まる人が一定数居るでしょうね。お名前で1円で取得して、cloudflare に移転するのが賢い選択かどうかのご判断は皆様に委ねますw。
最後になりますが cloudflare には大きな欠点があります。2022/10/2 現在、Jp ドメインを扱っていない事です。これをクリア出来れば基本的にドメイン維持最安値レジストラです。
DNSSEC が1クリック
DNSSEC とは DNS の問い合わせ返答の正確性を担保する技術ですが、設定とメンテナンスが面倒です。それを cloudflare は1クリックで自動的にやってくれます。多分他にもあるんでしょうが、私は cloudflare しか知りません。DNSSEC の詳細はググって下さい(手抜き)。
CDN で高速化
Content Delivery Network 略して CDN 。よーするにあなたのサイトを cloudflare のサーバーにキャッシュして応答する事により表示速度を速くする技術です。最近は表示速度もそのサイトの評価の一つとして重要視されており、検索結果上位になる為の一要素です。
Email Routing でメールサーバーいらず
自分でメールサーバーを持たないでも独自ドメインのメールを指定したメールアドレスに転送してくれます。転送先をgmail アドレスにして、送信はsendgridを使う合わせ技で信頼性の高いメールシステムを簡単に構築できます(詳細は別記事予定)。
各種解析
あなたのドメインがどの様なアクセスを受けたかの詳細なレポート、解析をしてくれます。高度すぎて私には分からない項目も一杯有るのですが、使い方次第で非常に有益な事は間違いないでしょう。
その他
cloudflare に移転しなくても使えますが、1.1.1.1 などの世界最速を謳う Public DNS、有害サイトをブロックしてくれる 1.1.1.2 はお世話になっています。Google の CAPTCHA(私は人間ですとか、信号機のパネルだけクリックして下さいなどの認証システム)に対抗する turnstile など、cloudflare は面白いことかつ役立つ機能を沢山提供してくれています。インタフェースも使いやすく、勿論全てのレジストラを使い込んだ訳ではありませんが、もうレジストラは cloudflare 一択で良いんじゃない?と言うほど惚れ込んでおります。
是非あなたも一度お試しください。移転しなくてもDNS 機能は使えますので。
ではでは
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